徒然日記

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ブルーピリオド

今回はこちら。

 

「ブルーピリオド」

作者:山口つばさ

 

afternoon.kodansha.co.jp

世渡り上手な努力型ヤンキーが絵を描く悦びに目覚める! 絵を描かない人にも刺さる熱くて泣ける美大受験物語!
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。 その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。 美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポコン受験物語、八虎と仲間たちの戦いが始まる!

 

こちらは「マンガ大賞2020」で第1位を獲得したことも話題になった作品です。

 

ある絵を見たことをきっかけに、主人公の八虎は美術の道を志します。

絵を通して、八虎は「自分は何者なのか」「何をしたいのか」という問いを突き付けられます。

自分と向き合うことは、人によってはかなり苦しいことです。

それでも、そこに全力で向き合っていく八虎の姿が、心を揺さぶります。

 

特に、最新刊7巻はそれらの問いが今までよりいっそう深く突き刺さる内容になっており、(人によってはメンタルに来ますが)それでも藻掻く八虎を応援したくなる内容です。

 

私自身はまったく絵の造詣が深くないのですが、そういう人でも楽しめる作品です。